花粉症について
当クリニックでは花粉症(アレルギー性疾患)でお悩みの方のご相談を受け付けております。これまでの経験と最新の治療法をふまえ、お一人おひとりに合わせた最適な検査・治療法を行ってまいります。
花粉症とは、花粉に対し人間の体が起こすアレルギー反応全般をいいます。鼻や目に入った植物の花粉を体がくしゃみや涙・鼻水で体外に排出しようとするのです。
立て続けのくしゃみや鼻水、鼻づまり、目の痒み、目の充血、涙などの症状を引き起こします。
アレルギー反応を引き起こす植物の花粉としては、スギやヒノキの花粉がよく知られていますが、これら以外にもイネ科のカモガヤやハルガヤ、キク科ブタクサ、ヨモギほか、たくさんの種類があります。また、植物の花粉以外にも、室内のハウスダストや微細なダニなども同様のアレルゲン(アレルギーの原因物質)となることがあります。
現在、日本人の5人に1人が花粉症とされ、国民的な病気とさえいわれています。
原因は食生活や住環境の変化によりアレルギー体質の人が増加していることや、大気汚染(ディーゼルエンジンの排気ガス)、花粉が繰り返し飛散しやすい都市部のアスファルト道路など、さまざまな要因が考えられていますが、戦後の高度経済成長期に大量に植林したスギやヒノキの樹齢が40年を超え、花粉の量が著しく増加しているのが大きな原因といわれています。
花粉症で起こる鼻炎などのアレルギー性疾患は、治療の前にまずアレルギーの原因を特定します。
アレルギー検査では、問診を行うとともに、血液検査によってアレルゲンを特定します。その上で治療は、抗原回避(アレルゲンを近づけない環境整備)および薬物療法を中心に進めます。
治療法には、主に以下のような方法があります。